FishingTalk

2009年12月29日

BISTROTTON 192

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痴虫  海馬

魚を釣る方法なんて何百、いや何千、何万通りもある。

最初に覚えたのは浮き釣り。
竿に糸を結んでその先に針。
状況に合わせた位置によりもどしやおもりや浮きをつける。
鮒やモロコを釣った。
次は投げ釣り。
ハゼやガッチョやキス。
天秤おもりは種類が様々。
そこへ枝針。これまた色々ある。
そして遂にルアーを知る。
最初はスプーンやスピナー。
理由は安かったから。でも全く理解できずにすぐにワームへ。
なんせ昔から言葉にやられるタイプでしてテキサスリグやサウスキャロライナリグって響きにノックアウト。リグって言葉にとにかくしびれた。
本で見た色んなリグを試したり、自らの工夫をこらしたセッティングでリグを楽しんだ。
私的な解釈でいうとリグとは、イコール仕掛け。
罠でありカラクリであり工夫であり手段。

その後にハードプラグにのめり込んでいく。
そこで、はっきりとしたラインを引くことができると思うのです。
”リグ=仕掛け”ってものは、絶対的完成形がない。常に変幻自在。
でもプラグは、そのもの自体が完成形。既成されたリグ。
仕掛けを作るという行為が無くなり、その代わりに様々な既成されたセッティングが用意され、状況にあった選択をする事で釣りを成立させる。
どちらも奥深い世界です。
別物と言えば別物です。
でも同じルアーフィッシングなのです。
何を優先するかは、人それぞれ。
自分はTWプラッギングを選びました。
そちらに娯楽としての可能性の広がりを感じたからです。
それは、プラグに惚れた部分が大きく影響している。
釣り具としての性質じゃなく、単にプラグのビジュアルや存在感。
日本のトップウォーターシーン自体,そもそもそういう魅力で築き上がってきている部分がある。
誰しも自分のボックスの中を見れば、否定はできないはず。
サーフェスプラグありきのtop water bassingということです。
でも、そういう感覚に夢中になりすぎて、そっちばっかりにいってしまうと、たまにフッとバカバカしくなるときがある。
ルアーはオモチャじゃなく、アートでもなく、釣り道具なんだって基本的なことが飛んでしまってしまうのです。

自分が思うにそれは、きっと、プラグが自らセッティングする仕掛けじゃないから。
リグを作る必要性がない道具だから。
それが釣り道具としての匂い、性質を薄くしてしまっている。

でもね、たまにハッとさせられるルアーってあるんですよ。
既成されてるにも変わらず、仕掛けを感じさせるルアーが。

そういうのを見るとプラグってのは、元来、魚を釣る為の罠、仕掛けなんだって強く感じる。
生々しさを感じる。
だからってそれがいいルアーだとは、一概には言えないけど。。

ここ数年では、この海馬に、とても”仕掛け”を感じる。
部分的にみれば別に目新しいものはない。
ペラにブレードそしてフック。
そして、それらを固定するボディ。ただそれだけ。
しかしこのセッティングにすることで、なんともいえない生々しさが臭ってくる。
アクションもある意味ショッキング。
ほんとこのルアーには、これ自体がリグであり、魚を食いつかせる罠またはカラクリ仕掛けって匂いを感じる。
posted by rotton at 13:42| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月15日

BISTROTTON 191

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CREEK CHUB BAIT CO. / BOMBER

64年前の今日。
1945年8月15日第二次世界大戦は終わった。
日本は敗戦国に。
この出来事はその後の日本が歩む方向を決定づけることになる。

戦争は”発明の母”とよく言うように戦争から生まれたものは数知れない。
それはモノだけではない。
戦争に負けた事により日本に様々の文化が濁流となって流れ込み現代の日本の文化が生みだされた。

もし、日本が勝っていたらどうなっていたのだろうか?
もし、大日本帝国の思想のようなものが今も引き継がれていたら...。

音楽、ファッション、生活スタイル、スポーツ、食....至る所にアメリカが存在する現在の日本。全く想像もできない。
もちろん遊びにだって......。
バス釣りなんて完全なアメリカ文化。
時代が時代なら僕らは非国民?
鯰のポカン釣りでもしてたらいいのか?

このアメリカ生まれのBOMBER。
第二次大戦必勝祈願として塗られたというビクトリーカラー。
皮肉なものです。戦争は大嫌いですがこの手のプラグにとても惹かれる。
デザイン、カラー、どこをとっても言うことなし。

しかしながら、あの戦争で犠牲になった人達のことを考えるとこのプラグは全くろくなモンじゃない。
踏みつぶしたくもなる。
でも、自分はこのプラグを一生手放さないと決めている。
そして一生、投げる事もないと。

代々、負の遺産として受け継いでいけたらと思っている。

もはや釣りは自分にとって遊び以上のもの。

BOMBER=爆撃機で本当のvictoryなんて勝ち取れること絶対ない!!
posted by rotton at 16:53| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月06日

BISTROTTON 190

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FREDARBOGAST JITTERBUG 「WWUモデル」

僕らの小学校はとても戦争教育に力を入れていた。
修学旅行は広島。学芸会も戦争劇。合唱も反戦歌。
卒業記念の合同絵画も原爆で犠牲になった人達の絵。
今振り返ると、ちょっと恐ろしい教育......。
そのお陰で、強い反戦精神が擦り込まれ、反米意識も自然に身についた。

しかし、成長と共に視野が広がり、音楽やファッション、カルチャーに興味を持ち出すとアメリカ文化の強烈な格好良さに魅了され、あっさり母校を裏切りアメリカに寝返った(笑)。
あくまで軍事国家アメリカではなく、サブカルチャー的な部分にだけど。
もちろんギブミーチョコレートの精神でもない。

そんな教育をうけたおかげで、ちょっぴり人より第2次世界大戦の時代背景に詳しかったりするので、この時代の”もの”に凄くリアル感を感じ、より興味が湧いてしまう。

このArbogastのプラスチック製のカップをもつJitterbugなんていい例。
第二次世界大戦下の金属不足が理由で、カップ部分を金属製からプラスチック製に変更して1942年頃にリリースとされている「WWUモデル」。
ただでさえかっこいいのにその上、第二次世界大戦の副産物という曰くつき。
興味が湧いてこない訳がない。

しかしこの諸説、本当なのか??

創設者のフレッドさんはルアーフィッシングをする人間なら誰もが知っているあのラバースカートを発明した男だ。
スピナーベイト、ラバージグ、バズベイト、フロッグ....その恩恵は計り知れない。
なんと70年も80年も昔の話だ。
きっととても挑戦的なモノ作りをするクラフトマンだったことだろう。
またフローターダイバーとして作られたルアーが、欠点が見つかり販売できなくると、ボディーをひっくり返すという大胆なアイデアで事態を乗り切った、ただでは転ばぬしぶとい性格でもある。
そしてこれが逆に功を奏しjitterbugという不屈の名作が誕生したという強運なサクセスストーリーをももった男だ。
そんな男があの戦争中に大幅に進歩し、コストも一段と下がったこのプラスチックという素材に自らの意思で目を向けない訳がない。

自分はこの「WWUモデル」は、妥協策ではなくフレッドの冒険的な創作意欲によって作られたものだと信じてる。
正確には、ぜひそうであってほしいという願望がある。

だって、自分がお気に入りのものが苦肉の妥協策ってどうも夢がない。
それに.........なんか引っ掛かるんです。。
反戦家としての意識が。
ひょっとしたら、この戦争の副産物のようなプラグを”憎き戦争”というバックボーンからなんとか切り離そうと無意識に働いている強引な防衛的な解釈なだけかも??

さて、真相はいかに。。

それにしても、戦争絡みのものには何かと横槍がはいってしまいます。
厄介な小学校を卒業したもんです.........。
 
いやいや、素晴しい母校でした。

2009年8月6日 記
posted by rotton at 07:59| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月23日

BISTROTTON 189

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CRAWLER 「DOLCE」

自然界に存在しているものはほとんど曲線をから成り立っている。
円とまではいかなくとも角のない丸みを帯びたものばかりだ。
地球自体そうだし、人間だってそう。細胞だって、川の中の石ころだって丸みを帯びている。
様々な要因の中で”存在”し続けていくのにもっとも適した形がこの丸みを帯びた形なのだろう。

丸いということは、安定を意味している。

人はそんな形からのイメージを他の形容としても使っている。
例えば派手に生きてきた人間が大人しくなることを”丸くなった”と言ったり、問題が終着すると”丸く収まった”と表現する。

「丸い」というイメージに本能的に安定、安心を感じているのです。

では逆に角があるものはどうだろう?
どこか危険で攻撃的な威嚇など本能的に受け入れがたい印象などがある。
また、自然界では異質感も感じとれて、周囲との調和がとれず違和感を感じる。
激しい性格の人を”角のある性格” ”トゲのある人”といったりするように不快な印象もうける。
さらに広げれば”ぎくしゃく” ”ぎこちなさ”など円滑にいかない様も感じる。
しかしそれだけでもない。
頑丈、強力 強壮 勇壮 強剛 屈強 強固 硬派 無骨。
こんなイメージも受ける。
こういうものは特に人工物に強く感じる。
どちらにせよ違和感は拭えない。

ぼちぼちルアーの話に移します。

さてルアーって何なんでしょう。

何をイミテートしてるのでしょうか。
そもそもルアーとはエサの代用品のはず。
となると、魚や虫などのなんらかの生き物をイミテートするのが通常の考え。
しかし、どういうことか100年近くにもにもおよぶ歴史の中で数々のプラグが作られてきたが、その考えから外れるものが非常に多すぎる。
現在も変わりなくそういったものが作られ続けている。
継続とは根拠ある積み重ねや偶然の発見でのみ成し得る進化。
それを考えるとこれらプラグの表現は、単なるおふざけではなく正当な根拠のもと作られ続けていることがわかる。
単に生き物の姿、形自体をイミテートするのではなく動きや状態などをより強調して表現しようとしたものがそれらの正体だ。
生命感のイミテート。
そう考えるとことにより、さらにこれからも進化は続いていく気がする。

このDOLCE、周囲に強く威嚇してるようだがどこかギクシャクしていて不安定極まりない。
情緒不安定ってとこか。
感情のイミテーション。実に感覚的なプラグ。

バスはこういう強気な弱者を狙う!

posted by rotton at 07:41| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月02日

BISTROTTON 188

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HEDDON ChuggerSpook

「納豆」
「豆腐」
この2つの食べ物の名の由来には様々な俗説がある。

豆が腐るのだから、豆腐とは本来、納豆を指してるのではないか?
豆を型に納めてるのだから、納豆とは本来、豆腐を指してるのではないか?
この漢字のもつ意味がことの発端。
昔、中国からやってきた時に何らかの間違いで名前が入れ替わったんじゃないかと言うことだ。

今では本来の語源も解明され、豆腐、納豆のそれぞれの名前に間違いはないということになっています。。
興味ある人は自分でお調べください。

こういうことって.きっと他にもありそうです。
文字のもつ意味というものは、それぞれの国のニュアンスで都合良く変えられやすいもの。それは漢字に限らず英語にも言えます。

前々から気にはなっていたのですが、釣り用語の中にもそれを感じさせる物があるのです。

それはポッパーとチャガー。
厳密に言うとポップ音とチャグ音。

一般的にはこうだと思います。
チャガーは小魚が逃げ惑うような小さなサウンドを連続的に出すプラグ。
ポッパーは補食音などを意識した大きめなサウンド単発で出すプラグ。
これは英語のCHUGとPOPの意味にも忠実に添った解釈だ。

しかしだ。
バスフィッシング発祥地のアメリカで活躍するヒロ内藤氏は全く逆のことを言うのだ。
ヒロ内藤氏は言うまでもなくヘドンやアーボガストなどほとんどの有名ブランドを傘下にもつプラドコ社のタックル開発やフィールドテストを勤めるもっともアメリカのバスフィッシングに精通した日本人だ。
そして多くのアメリカのバスプロ達とも親交深い人物だ。
そんな人の公式なテキストは、アメリカのバサー達の解釈ととっても何ら問題はないはずだ。
そこにはこう説明されている。

「ポッパーは小魚が逃げまどうときに発するスプラッシュを伴った音。
チャガーはバスが捕食したときをイメージしたポコンという音。」

そのようなコンセプト設計されているというのだ。
どうもしっくりこない。

だからどうしたと思う方もいてることでしょう。

でもよくよく考えると大変なことじゃないでしょうか。
例えば「ポッパー」としてリリースされたものがルアーデザイナーとユーザーが違った解釈をもっていたら、そのプラグのコンセプトはあってないようなものになってしまいます。
どちらが正解、不正解の次元じゃなくて、それでも魚は釣れるだろうが、やはりそのプラグに埋め込まれたポテンシャルを最大限に引き出して魚を釣りたいものです。

最近、数人にこのポッパーとチャガーの解釈を聞いてみた。
すると、予想通りみんな右手をあげた。
誰一人、左手を上げる人はいなかった。
俺が感じるかぎり国産ルアーはこの事に関して全く問題ないんじゃないでしょうか。
昔から雑誌なども同じ方向の解釈で統一し浸透してる。

ただしアメリカンプラグを頻繁に使う自分のような人間は、ほんの少し注意が必要かもしれない。

いままで豆腐だと思っていたものが実は納豆かもしれないのだ。

posted by rotton at 22:53| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月01日

BISTROTTON 187

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HOVER-LURE

ブラックバスは飛躍する。
これはブラックバスという魚の象徴的な姿だ。
もしバスがジャンプしない魚だったら、ここまで世界中のアングラーを魅了することはなかったと思う。

水面スレスレを不規則に飛ぶ蝶をバスがジャンプして食べたのを見た事がある。
産卵の為、水面をお尻で叩いてるトンボをバスがジャンプして食べたのを見た事がある。
これはバスが水上を見えている確固たる証拠。
そしてバスは予測能力もしっかりもっている。
やみくもに追い回すのではなく、方向、スピード、位置をしっかり予測し補食タイミングをとっている。
最近はあまり聞かないが、キャストしたルアーが着水前にジャンプして食われたって話なんてまさにそれ。
最近聞かないのはキャストがライナー気味で速度も速くなったのが原因?
あれは昔ながらのヒュルヒュル〜ポチャンなキャストならではの現象なのか?
それにくらべ、着水同時バイトは今も昔もよく聞く話。
でもこの着水ヒットというものも、ほとんどが空中でターゲットに定められている可能性が高いと僕は思っている。
バスは落下地点を瞬時に予測し、着水の瞬間に補食のタイミングをあわせているのだと。

ではどういう条件の時に、空中の飛来物を追うのか?
そこにはきっと、何か法則が存在がするはず。

でも頻繁に起こることでもないので、ほぼ分析不能。
分析したところで、どうかなるってもんじゃない。
相手はコンピューターゲームのキャラクターではない、自然の生き物。
完全攻略は絶対不可能。
そういう部分が多いから釣りは面白いのであって、奥深い。
想像力をかき立てられる。
想像は自由。
発想は自由。
だから世界にはこんなルアーを作る人もいるのだ。
確実にわかってる事は、とにかくバスには水上が見えているということ。
それなら水上で食わせよう!
きっと、トップウォーター以上にエキサイティングなものができるはずだ!と好奇心がそうさせたのか?
それとも想像ではなく実体験を基に忠実に作ったものなのか?
それはわからない。

ただ、こんなルアーを真剣につくった無邪気なアングラーには拍手を送りたい。

そして一言贈りたい。

「確実に葉っぱを食いにきてますよ!!」

posted by rotton at 16:48| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月31日

BISTROTTON 186

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Genuine RECORD "STF" plug for forest conservation
rotton Limited 

僕らの生活は常に木に支えらている。
見渡せば、周りは木だらけ。
今この瞬間も椅子に机に床に棚に、この家だってみんな木が中心。
言うまでもなく人間の生活に絶対欠かせない存在の一つだ。
それどころか、海などと同じくあらゆる生命を支える地球規模での重要な存在の一つだ。
その恩恵は計り知れない。
しかしこの時代、それが当たり前になりすぎて、当然すぎて、日常生活の中で木を想うことはほとんどない。
ここまで木に囲まれ生きているのに、全く目も向けず意識もせず当然のように存在する単なる資材、資源という浅はかな存在で流してしまっているのは、あんまりのような気がする。

例えばルアー。
自分達が使っているルアーはほとんど木製である。
当然の如く木だ。
しかし、そのルアーをみて、森林破壊などのことを考えるヤツなんて100%いない。
そんな事を考える人なんて、ちょっとクレイジー扱いされるだろう。
しかし、たまにはいいんじゃないでしょうか?
いや、たまには考えるべきだ。
木は限りある資源であり、そして生死をもつ立派な生き物だ。
彩られたルアーは釣り具である依然に木であるということを無視してはいけない。

今現在、地球規模で森林の破壊が進んでいる。
一秒間にサッカーコート一面分の森林が消失しているともいわれている。
もちろん、ルアーなどに使う資材としての木は植林されたもので、自然森林ではないだろう。でも、木は木。その一片だ。
木を無駄に使うな!ということではない。
現状では人が支配する森林と自然が支配する森林とが存在する。
木を消費することが植林や自然森林の保護を担っているのも事実。
無駄のない消費そして支援これが打開策だとされている。

木を想う。
木の恩恵に気づく。
木を感じる。
木の事を知る。

釣り具に他の思想を持ち込むのはナンセンス?

いやいや表現は自由だ!

2008年末、そんな”森林保護”というメッセージそして目的(募金)を掲げたプラグをレコードが作ってくれた。

音楽の世界やアートの世界など様々な世界にメッセージを込めた作品はある。
釣りの世界にもそういうものがあってもいい。

このプラグはとても意味ある、そして意義あるメッセージプラグだ。
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2009年01月30日

BISTROTTON 185

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アカシブランド ガーチャップ

皆さんご存知だろうか?
プラドコヘドンのパッケージ裏のコピーが数パターンあるのを。
大抵の人にとっては、どうでもいい話でしょうが......。
今、手元で確認できるもので3パターン。
copyright1990 と1995と 2003。
その中で僕のお気に入りは1990。
このコピーの特徴はルアー名、ウェイト、適合ロッド&ライン、対象魚、そしてテクニックが分別されわかりやすく書かれているところ。
特に目を引くのは対象魚。
ZARA SPOOKの場合はこう書かれています。
FISH:AllBass,Stripers,Northern Pike,Muskie,RedFish,Speckled Trout(Weekfish)and BlueFish
本来、バスを対象魚に作られたプラグだが、そこは歴史の長い名作ルアー。
数々の実績と様々な効果が時と共に積み上げらてきたのでしょう。

一言にルアーと言っても対象魚によって、様々に形はかわる。
この種の魚はこれ、こっちの魚にはこれが効果絶大って具合に、現在では魚の種類、習性によって完全に使い分けが行われている。
◯◯専用というのは、あくまで優先ターゲットを示してるのであって他の魚は釣れないといってる訳ではない。このことを理解しつつ魚種によるルアーの分類は一般的にも浸透しメーカ側もその範囲内での開発を進めている。
特にバスプラグは、独特の癖があるので、他の魚種を釣るのに使われる機会は滅多にない。
これは単に「釣る為」だけでなく、バスの獰猛さを遊び心で受け止め、異質なエッセンスを織り交ぜこんだものが多い為だ。
これらはバス釣りの楽しさを確実に増幅させている。
しかし一方で、バスプラグの対象魚種の幅を狭くしているのは、言うまでもない。
誰もが望んで無いところでしょうが。。

対象魚の幅。
そう、これは、バスプラグには無縁のテーマです。
特に日本のTWシーンでは、なおさらの事。

しかし、ザラのようにフィッシュイーターを強く刺激する「何か」をもった名作ルアーには、無条件で幅の広さを感じずにいられない。
ここで例の1990のパッケージ。
ここに記された対象魚は、正直「少なすぎるやろ!」と思ってしまうのだ。

では、本題に入ります。
ここ数年で唯一、これと同じ思いが頭を巡った国産バスルアーがある。
それがガーチャップ。

「海でもどこでも、なんにでも効くやろコレは!特にサンフィッシュ科は全種、狂う!」

という根拠の無い自信ありの熱い思いがワンアクション目から込み上げてきます。




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2008年11月19日

BISTROTTON 184

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LIFE BAIT DATER

1995年、終戦50周年という節目のこの年、世界各地で平和式典が行われた。
僕は8月6日、「被爆50周年広島市原爆死没者慰霊祭並びに平和記念式」というものに参加するため、広島に降り立った。
目的は世界平和祈願そしてCATSに行く為だ。(CATS=広島の老舗釣具屋さん)
当時の首相アホの村山などのお偉いさんたちの参加もありで大規模で行われた式典。
全国いや世界各地から大勢の人が集まった。
1945年の原爆投下の翌日の日付の入った、当時刷られる事のできなかった広島新聞の復刻など、様々な形で世界へ反戦メッセージが放たれた。
戦争の悲惨さを改めて胸に刻んだ一日でした。

そしてあくる日、気持ちを入れ替え朝からCATSに向かったのだ。
当時のCATSには「=ズイール」のイメージを強く持っていた。
どこからともかく噂を聞いていたので、ぜひ行ってみたかったのだ。
しかし、大きく育てすぎた理想のため、ギャップによる自滅で大阪に戻るはめに。
もう二度と行く事はないだろうと思っていたが、その二年後の1997年再び足を運ぶ事に。

友達の実家が広島でそこに遊びに行ったついでだった。
いや、ただのついでとは、言い切れない。
事前に電話をしマスキージタバグがおいてるのを確認していたので、それを買う目的もあった。
約2年ぶりに訪れたCATS。何かが変わっていた。
奥に道楽のルアーが沢山飾られていた。
店が変わったのか、俺が変わったのか、以前より面白い店に感じられた。
そして、あるルアーに出会う事となったのだ。
ひときわ俺の興味をそそったそのルアーは、さりげなく、レジ横に展示されていた。
「これ売り物?」
「違います。サンプルです」
「これ売ってください」
「ダメです」
こんなやりとりをした。
「大阪からわざわざ来た」など心を揺さぶる言葉を連発してみたが、無駄に終わった。
名物店長が不在だったのが、一番の敗因?もしくは幸運?
結局マスキージッターバグだけを手に、後ろ髪を引かれる思いで店を後にした。

その日、脳裏に「LIFE BAIT」の文字が、引っ掻き傷のように深く刻まれたのだ。

「欲しいものは、必ず手に入れる」若さゆえの貪欲な性格。
その後、大阪に帰ってきてからは、毎月、電話を入れ入荷をチェックした。

そして遂に手にしたのだ。

10個ほどまとめ買いした記憶がある。
届いた箱を夢中で開き、中からLIFEBAITと書かれた箱を取り出し、そっと蓋をあけたあの時の気持ち。
僕はこのプラグを手の平の上に乗せるとあの頃の気持ちがフラッシュバックする。

まるで昔、よく聞いた曲を聞くとその頃の思い出や空気感が思い出されるのと同じ感覚。

釣り具ってほんといいですね。
まるで、記憶や思い出を刻んでいくレコーダーのようだ。

もし、記憶喪失になってもこの釣り具達が全てを呼び覚ましてくれることだろう。
posted by rotton at 15:43| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月11日

BISTROTTON 183

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"Merry Widow " Makinen Tackle Company

”陽気な未亡人”の名を持つジョイントプラグ。
ヘッドはバスオレノそのもの。1940年代の頃の物。
1800年代後半に初演されたオペラにMerry Widowというものがある。
そこからとったのかはわからないが、なんて皮肉なネーミングなんでしょうか。
日本語で未亡人という言葉から受ける印象といえばどこか暗いというか悲しげなイメージ。この陽気な未亡人という言葉にどういうイメージをもってルアーのネーミングにしたのでしょうか?

自称名探偵の私が推測してみましょう。
多少強引なとこがあるかもしれないけど。

ジョイントであるということが重要な鍵。

「前部夫 後部婦人 説」
これは大事な夫を亡くし離ればなれになったが、いつまで夫を愛するという強い気持ちを表している。
単純なジョイントではない。
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単にスパッと切られた訳ではない。
お互いの気持ちがどれほど深かったがそのカット部分から伺える。
どれだけ相手が自分の一部として存在したか。
夫を失い完全に自分の一部が失われている。とても愛情の深さが伺える。
そんなジョイント部分だ。
夫をいつまでも愛し、いつまでもついていくと言う前向きで健気な婦人の姿を表した傑作ルアーだ。


「前部婦人 後部夫 説」
このジョイント部分をよく見てみよう。
maki.jpg
これは気持ちのズレを表している。
生前、夫婦関係はあまりよくなかったものと伺える。
原因は婦人の浮気。
軽薄な彼女は、夫の死後その癖はさらにひどくなり、夜の街をくねくね腰を振りねり歩いた。悪い噂は絶えなかったが、それでもこの未亡人には常に多数の男性からのプロポーズが絶えなかった。それもそのはず、亡き夫の莫大な財産を引きずり、クネクネ歩く姿は若者達には「富」を手っ取り早く手に入れるかっこうのターゲットだったのだ。それを自分の美貌に惹かれていると勘違いし毎日を幸せに生きている彼女はある意味「陽気な未亡人」といえるだろう。

なんか何を探ろうとしたのか、よくわからなくなったけどこんな結果がでました。
あしからず。
posted by rotton at 20:53| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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