FishingTalk: BISTROTTON 190

2009年08月06日

BISTROTTON 190

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FREDARBOGAST JITTERBUG 「WWUモデル」

僕らの小学校はとても戦争教育に力を入れていた。
修学旅行は広島。学芸会も戦争劇。合唱も反戦歌。
卒業記念の合同絵画も原爆で犠牲になった人達の絵。
今振り返ると、ちょっと恐ろしい教育......。
そのお陰で、強い反戦精神が擦り込まれ、反米意識も自然に身についた。

しかし、成長と共に視野が広がり、音楽やファッション、カルチャーに興味を持ち出すとアメリカ文化の強烈な格好良さに魅了され、あっさり母校を裏切りアメリカに寝返った(笑)。
あくまで軍事国家アメリカではなく、サブカルチャー的な部分にだけど。
もちろんギブミーチョコレートの精神でもない。

そんな教育をうけたおかげで、ちょっぴり人より第2次世界大戦の時代背景に詳しかったりするので、この時代の”もの”に凄くリアル感を感じ、より興味が湧いてしまう。

このArbogastのプラスチック製のカップをもつJitterbugなんていい例。
第二次世界大戦下の金属不足が理由で、カップ部分を金属製からプラスチック製に変更して1942年頃にリリースとされている「WWUモデル」。
ただでさえかっこいいのにその上、第二次世界大戦の副産物という曰くつき。
興味が湧いてこない訳がない。

しかしこの諸説、本当なのか??

創設者のフレッドさんはルアーフィッシングをする人間なら誰もが知っているあのラバースカートを発明した男だ。
スピナーベイト、ラバージグ、バズベイト、フロッグ....その恩恵は計り知れない。
なんと70年も80年も昔の話だ。
きっととても挑戦的なモノ作りをするクラフトマンだったことだろう。
またフローターダイバーとして作られたルアーが、欠点が見つかり販売できなくると、ボディーをひっくり返すという大胆なアイデアで事態を乗り切った、ただでは転ばぬしぶとい性格でもある。
そしてこれが逆に功を奏しjitterbugという不屈の名作が誕生したという強運なサクセスストーリーをももった男だ。
そんな男があの戦争中に大幅に進歩し、コストも一段と下がったこのプラスチックという素材に自らの意思で目を向けない訳がない。

自分はこの「WWUモデル」は、妥協策ではなくフレッドの冒険的な創作意欲によって作られたものだと信じてる。
正確には、ぜひそうであってほしいという願望がある。

だって、自分がお気に入りのものが苦肉の妥協策ってどうも夢がない。
それに.........なんか引っ掛かるんです。。
反戦家としての意識が。
ひょっとしたら、この戦争の副産物のようなプラグを”憎き戦争”というバックボーンからなんとか切り離そうと無意識に働いている強引な防衛的な解釈なだけかも??

さて、真相はいかに。。

それにしても、戦争絡みのものには何かと横槍がはいってしまいます。
厄介な小学校を卒業したもんです.........。
 
いやいや、素晴しい母校でした。

2009年8月6日 記
posted by rotton at 07:59| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする