
wilson (Hastings sporting Goods Co.) wobbler
何事にもきっかけがあります。
十数年前オールドと呼ばれるルアーに心引かれるようになったのにも。
僕の場合、OLDと言えば日本で人気の高い80Sや70Sのプラグではなくもっともっと古いウッドプラグが先に頭に浮かぶ。クラシックやビンテージと言った方が正確なのかもしれない。特に1900S初頭から1950Sくらいまでのプラグの中に何とも言えない興奮をおぼえるものがある。そんな半世紀以前の釣り具に心奪われる様になったきっかけが、wilson wobblerへの「人目惚れ」。まさに「衝撃」でした。情報も全くなく、先入観も全くない頃にまさに本能を奮わされた。
この時代は単に「過去」という言葉だけでは片付けることのできない「何か」がある。
たとえば「ルーツ(起源)」であるのだがそこになぜか「古さ」ではなく「新しさ」が感じられる。時代が古くなれば古くなるほど「新しい」。僕の感性はそう捉える。
現在の時間的な位置からみて遠くに行けば行くほど新鮮みが感じられるようです。しかし古いからといってなんでもいいと言う訳ではない。ほとんどはお粗末なものだらけ。
よく「オールド好きなんですよね」と言われるけど、これは正しくない。
自分の中では最新ものから100年前のものまで現在実在するものすべてが並列に並んでいる。その中からいいと思うものをチョイスしていってるだけのことで、古いから好きという基準みたいなものはない。たまたま「新しい」と感じ心惹かれるものが古いものに多いというだけのこと。
このwilsonの wobblerは1911年には存在する。
日本で言えばまだ明治時代。ほとんど100年前のルアーだ。
第一印象はまさに「モダニズム」。
ヘドンやクリークチャブと比べても「なにか」が違う。
時代も時代だしコルビュジエのデザインといわれてもも違和感はないくらいだ。
自分にとってヘドンよりもドナリーよりも気になる存在。
ほんとこの時代の人達はどこまで解っていたのか?
この頃のプラグの何が凄いって未だに使えて現行のプラグに全く退けをとらないものが存在するということ。
すこし釣り道具以外の「もの」に目を向けてみよう。
100年も前のもので現在でもまともに使える道具というものがどれほど存在するだろうか?進歩進歩で過去へ置き去りにされ、ほとんどのものは使い物にはならないだろう。
ほんと釣り道具の歴史は凄いです。面白いです。素敵です。深いです。
このプラグは自分にとって世界一リアルなバスプラグです。








